営業
未来への可能性を信じて
2020年 入社/文学部 文学科 フランス文学専修 修了
入社理由
セメントの可能性
セメントに興味を持ったのは、セメントが持つ可能性を肌で感じたからです。私が生まれ育った街は、再開発が進んだことで商業施設や高層ビル、マンションなどが建ち、たった20年で街並みは大きく変わりました。住民や観光客が増え、街全体が豊かになったと感じます。街だけでなく、人々の生活や社会の根底を支えることができるセメント事業に魅力を感じ、自分も携わりたいと就職活動を進めていく中でMUCCに出会いました。長い歴史の中で培われた高い技術力と、MUCCの循環型社会に貢献する理念に感銘を受けたこと、そして社員の柔らかく温かな人柄に惹かれ、入社を決めました。
仕事内容
管理や分析を行う
営業担当部では、セメント・固化材の販売計画立案、数量・価格政策の推進など、主に営業活動を支援する業務を行っています。具体的には、販売実績から数量・価格・シェアの分析を行い、支店毎の販売状況を把握したのち、生産能力や採算性をふまえ、今後の販売見込・対策を決定していきます。お客様のニーズに応えるべく、生産や物流など各関係部署との連携はもちろん、全国の営業支店と定期的に情報共有を行いながら、常に多方面からの情報を把握しておくことが必要です。
私は主に、販売実績・統計の管理や分析を行っています。現状を把握することは、対策・推進を行う上で最初に行う大切なステップ。正確な情報を手に入れるために、データ上の数字だけでなく実際に支店や担当者に話を聞き、自分の中で考えられる疑問点をすべてなくしてから、部内に共有するよう心がけています。
仕事のやりがいや難しさ
事業発展につなげる
私のミッションは本社営業方針とのすり合わせを行い、支店の営業活動をサポートすること。必要とされる能力は多く、とても難しいです。セメント販売戦略を考える上では、各地区の販売状況や実績をヒアリングし、常に世界・国内情勢にアンテナを張り、情報収集を怠らないことが必要不可欠です。まだ営業担当部に配属されて間もないので分からないことばかりですが、だからこそ分かるまで支店の方に話を聞いたり、新聞や会議での情報収集に励んだりしながら、自分で理解し判断する力を身につけられるよう努力しています。できることはまだまだ少ないですが、支店の方々と情報共有を行いながら営業戦略を練ることは、MUCCの事業発展につながるやりがいのある仕事だと感じています。
印象的なエピソード
乗り越えて
営業担当部に配属になる前、九州工場苅田第一地区で勤務していた頃のこと。出荷係を任されてすぐ、工場設備の故障・品質管理上の不具合など、立て続けに問題が発生したことがありました。訳が分からないままトラブルの報告を受け、現場に指示を出すようお願いされ、混乱したことを覚えています。結局自分で処理しきれず、上司が現場に確認・指示を出して解決にいたりました。
何もできなかった自分が歯がゆく、とても悔しかったです。それからはトラブルが発生する度に、まずは正しく状況を把握すること、それをふまえ何をするべきか自分で考えることを意識し、どのように対応したかを必ずノートにつけるようにしました。この経験のおかげで、自分なりのマニュアルをつくる癖がつき、臨機応変に対応する力や同様のミスをなくす力が身についたと感じています。
「すり減らないセメント」をつくり、その技術で未来のさまざまな業界に貢献したいです。近年、ひび割れ予防に関する研究が進み、コンクリートが自らひび割れを修復する能力を持った自己治癒技術が注目されています。ひび割れが発生した場合、コンクリート製造時に混入したバクテリアと、侵入した雨水などの水分・酸素が反応し、炭酸カルシウム(石灰石)を生み出すことでひび割れを閉塞できるといった技術です。
私はこの技術を応用し、摩擦によるすり減りをなくすコンクリート・セメントをつくりたいと考えています。コンクリートの断面減少は、舗装路面・床面・砂礫などによるすり減りが原因ですが、それらの摩擦衝撃を吸収し、断面が傷つくたびに自ら修復できる技術が発展すれば、道路や建築物の補修にかかる労力・時間を削減できます。また、医療の分野に着目すれば、手術に使われる人工骨・歯のすり減りを防ぎ、劣化による手術回数を少なくすることができるなど、さまざまな分野に貢献できるのではないかと考えています。
ある1日のスケジュール
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メールチェック・対応
本日中に処理する課題を整理し、優先順位をつけながら対応します。 -
オンライン会議
営業支店の販売状況について、本社営業方針とのすり合わせを行います。 -
お昼休憩
社員食堂でランチタイムです。メニューが豊富で何よりおいしい。どれを食べようか毎日迷います。 -
資料作成
会議資料や実績管理資料、シェア・価格分析資料など、打ち合わせで使用する資料を作成します。 -
部内ミーティング
週に一回開催される部内ミーティングに参加し、懸案事項や今後の予定について共有します。 -
事務処理
残っている事務作業や、明日以降に行う課題を整理します。