技術力紹介
確かな技術で
社会インフラを支える。持続可能な社会を実現する。一人ひとりの安全な暮らしを守り抜く──。その大きなミッションを胸にMUCCは技術力を磨き続けています。無限の可能性に満ちあふれたまだ見ぬ「未来」を見据えながら。
高機能製品
の開発
多様な価値を創出し、
社会インフラに貢献する
高強度用セメント(シリカフュームセメント)
より強く、より高流動なニーズに応えるために、低熱系ポルトランドセメントに超微粒子のシリカフュームを添加した「シリカフュームセメント」を開発しました。高強度マスコンクリート構造物、超高層鉄筋コンクリート構造物、充填形鋼管コンクリート柱構造物などに求められる高強度・高流動なパフォーマンスを発揮し、様々な構造物に利用されています。
高強度・高靱性用
コンクリート用混和材
常温硬化型超高強度繊維補強コンクリート用の特殊材料です。MUCCが有している特殊セメント製造技術とコンクリート配合技術を結集して開発されました。
耐塩害用特殊混和材
セメントの一部と置換することにより、コンクリートの耐塩害性能を高める特殊混和材です。コンクリート構造物の高耐久化と長寿命化に貢献するため、MUCCの有するコンクリート配合技術と性能評価技術を駆使して開発されました。
EPMA分析による塩化物イオン濃度分布(10% NaCl溶液浸漬)
先端技術・
基礎研究
セメントの
新たな可能性を見出す
シミュレーション技術の
発展
セメント製造プロセスのシミュレーション技術(統合シミュレータ)は、MUCCが業界に先駆けて確立してきました。構築したキルンシミュレーション技術は今後さらに発展させ、廃棄物を利用したセメント製造の安定運転支援をはじめ、将来のカーボンニュートラルに向けたエネルギー転換やCO2回収プロセスの最適設計につなげていきます。
深海でのセメント系材料の
利用
日本を囲う深い海。海洋開発が積極的に行われる今、深海に構造物が必要となる未来が訪れるのでは──。そんな一人の研究員の発想から、MUCCは未知なる深海へ挑むことになりました。
MUCCは世界で初めて深海でセメント系材料の耐久性調査を実施。特殊なセメント配合で試したり、深海という高水圧環境で構造物の力学的ダメージを測定したりしています。2022年には深海で実際に構造物を接合させる要素実験を実施し、成功しました。これらの研究成果は海外でも評価され、積極的な論文発表を行っています。
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