プレスリリース

令和6年度「先進的CCS事業に係る設計作業等(マレー半島沖南部CCS事業)」の受託について

2024年10月10日

UBE三菱セメント株式会社(本社:東京都千代田区、社長:小山 誠)は、関西電力株式会社、九州電力株式会社、コスモ石油株式会社、中国電力株式会社、電源開発株式会社、三井物産株式会社、株式会社レゾナックと共同で、独立行政法人エネルギー・金属鉱物資源機構(以下「JOGMEC」)の令和6年度「先進的CCS*1事業に係る設計作業等」に関する公募で、マレー半島沖南部CCS事業の調査業務[1]を受託しました。

当社は、中期経営戦略「Infinity with Will 2025 ~MUCCサスティナブルプラン 1st STEP~ 」において、カーボンニュートラルに向けた2030年中間目標と事業戦略を策定し、2050年MUCCグループ全体でのカーボンニュートラルを目指しています[2]。その目標達成にあたり、セメント産業においては原料由来のCO₂の排出が避けられず、電化や水素化等による脱炭素化が困難であることから、CCS・カーボンリサイクルを当社カーボンニュートラル達成のための重要施策の1つと位置づけております。

本作業において、九州・中国・近畿地方等の複数産業(セメント・化学・石油精製および発電)から排出されるCO₂の分離・回収から、液化・貯蔵、マレーシアへの液化CO₂の海上輸送、ならびに三井物産株式会社などが開発を進めるマレーシア・マレー半島沖南部でのCO₂地下貯留までの一連のバリューチェーン構築について、調査・検討を行います。当社は、宇部セメント工場で排出されるCO₂の分離・回収、液化・貯蔵、輸送事業者への引き渡しを担い、必要な技術的要件の検証およびコストの概算などの検討を進めてまいります。なお、2024年4月2日付にて覚書を締結いたしましたマレーシア・日本間におけるCCS共同検討[3]に基づき、本作業についても引き続き三井物産株式会社と連携して実施いたします。

当社は、本作業を通じたCCSの早期導入検討をはじめ、自治体や他産業との連携などを通じて新たな取組みに挑戦し、カーボンニュートラルの業界トップランナーとなるべく取り組んでまいります。

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宇部セメント工場

参考