当社は石炭価格の高騰などによる大幅な製造コスト上昇を受け、お取引先様のご理解を賜り、2022年以降２度にわたりセメント・固化材の価格改定を実施いたしました。
その間、当社としましては、国内セメント需要の減少に対し工場閉鎖を含む生産体制の見直しやコスト削減に取り組んでまいりましたが、依然として高水準で推移する石炭価格や円安の進行などによりエネルギーコストは高止まっています。加えて2024年問題や物価高、人手不足などを背景とする物流費や設備の維持補修費などのコストも更に上昇が見込まれ、カーボンニュートラル実現に向けた取り組みの必要性も高まるなど、国内セメント事業を取り巻く環境は厳しさを増しています。
このような状況下、国内セメント事業を存続させ、社会インフラの整備や防災・減災対策事業などに不可欠な基礎資材であるセメントを将来にわたって安定的に供給し、社会的責任を果たしていくためにも、上記価格改定を実施させていただくことといたしました。
つきましては、諸事情ご賢察いただき、このたびの価格改定につきまして何卒ご理解を賜りますようお願い申し上げます。

以上